平成26年度公開シンポジウム 「レギュラトリーサイエンス」

 レギュラトリーサイエンスという言葉が学会員の皆様にも一般に使用されるようになっておりますが、その捉え方や考え方は様々ではないかと思います。今回、レギュラトリーサイエンスとは何か、どうすれば発展するのか、を皆様と一緒に考える機会にしたく、環境変異原研究との関連が深い分野のレギュラトリーサイエンスに関わる機関で活躍されている先生方にその活動内容をご紹介いただくと共に、主に食品安全委員会にて安全性評価に関与されてこられた先生方に、ご経験を踏まえて、日本のレギュラトリーサイエンス発展に向けた課題についてご講演をいただく予定です。その後、パネルディスカッションを通じて皆様とレギュラトリーサイエンスについてのコンセンサスや提言を取りまとめることができればと考えております。是非多くの会員の皆様にご参加いただき、ご聴講、ご意見を賜りますようお願いいたします。

日 時:2014年5月24日(土)10:00~17:00
場 所:慶應義塾大学 芝共立キャンパス 2号館4階460大講義室
           東京都港区芝公園1-5-30  アクセスはこちら
世話人:小島 肇(国立医薬品食品衛生研究所)、笠松 俊夫(花王)

参加費:無料
    ※事前申し込みは不要です。当日、会場へ直接お越しください。
協 賛:慶應義塾大学薬学部、日本薬学会

※シンポジウムのポスターはこちら(pdf)

プログラム:
10:00~10:10  開会の辞  青木 康展 (独立行政法人国立環境研究所/日本環境変異原学会会長)
          はじめに  世話人 小島 肇はじめ


特別講演      座長 若林 敬二(静岡県立大学環境科学研究所)
10:10~10:55 
「国立医薬品食品衛生研究所におけるレギュラトリーサイエンスの実践」
     川西 徹 (国立医薬品食品衛生研究所)

一般講演(日本のレギュラトリーサイエンスに関わる国際機関・組織の紹介)
10:55~12:30 座長 笠松 俊夫

     「海外レギュレーションの最近の動向」(スライド)
     小島 肇 (国立医薬品食品衛生研究所)
     「ICHの紹介と最近の動き(安全性トピックを中心に)」(スライド)
     小野寺 博志 (独立行政法人医薬品医療機器総合機構)
     「ILSI HESIの紹介と最近の動き」(スライド)
     武居 綾子 (有限会社 イカルス・ジャパン)
     「IWGTの紹介と最近の動き」(スライド)
     宇野 芳文 (田辺三菱製薬株式会社)  
      「環境変異原学会レギュラトリーサイエンスWGの紹介と最近の動き」(スライド)
     本間 正充 (国立医薬品食品衛生研究所)

12:30~13:50 昼食
一般講演(日本のレギュラトリーサイエンス発展に向けた提言-食品安全委員会を例に-)
13:50~15:30 座長 小島 肇

     「食品の健康影響評価に係わる諸問題」(スライド)
     小泉 直子 (前食品安全委員会)
     「レギュラトリーサイエンスの課題」(スライド)
     林 真 (公益財団法人食品農医薬品安全性評価センター)
     「リスク評価における問題点」
     福島 昭治 (中央労働災害防止協会 日本バイオアッセイ研究センター) 
     「評価と管理の分界に関する考察」
     菅野 純 (国立医薬品食品衛生研究所)(スライド)
     「日本と海外の評価委員会の比較」(スライド)
     山崎 洋 (関西学院大学名誉教授、元IARC)

15:30~15:50 休憩

パネルディスカッション  レギュラトリーサイエンスを考える
15:50~16:50 
     小泉 直子、林 真、福島 昭治、菅野 純、山崎 洋

16:50~17:00 おわりに  世話人 笠松 俊夫