はじめに
東日本大震災により被害を受けた方々に、心よりお見舞いを申し上げるとともに、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。また、震災にともなう原子力発電所事故により放射能汚染に対する国民の皆様の不安は未だに解消されていないところでありますが、日本環境変異原学会としても、環境変異原としての放射線のリスクを科学的な見地から少しでも皆様に正しく理解していただくために、役に立つ情報収集およびその解説をホームページにおいて提供させていただいております。これらの情報が少しでも皆様の不安を和らげ、放射線の危険性を正しく理解する手助けになれば幸いです。最新情報
- 甲状腺がんと放射線被ばくの間の関連は認められない(福島県民健康調査 第13回甲状腺検査評価部会 平成31年6月3日)
- 福島の小児甲状腺がん患者が200名を超える(福島県民健康調査 平成30年6月30日)
- 検査3回目までに悪性ないし悪性疑いと判定された人数は202名。うち手術実施 165 人。
- 国際がん研究機関(IARC)の専門家会議(TM-NUC)では、甲状腺集団スクリーニングを実施することは推奨しないことを提言した. (原子力安全研究協会による邦訳)
- 韓国における過去の超音波診断の事例より、過剰診断の可能性が示唆される。(SYNODOS 福島レポート)
- 線量の上昇に伴う発見率の上昇は確認されなかったとの研究結果を報告(福島医科大学 平成31年2月22日)
- 子どもの放射線被ばくの影響と今後の課題(日本学術会議)平成29年9月1日発表
- 日本の科学界としての結論。
- 福島第1原発事故による胎児への影響はない。
- 被ばく量はチェルノブイリ原発事故よりはるかに小さい。
- 参議院 資源エネルギーに関する調査会より(平成29年2月15日青山繁晴議員質疑)
- 日本政府が発表した放射性物質の排出量はシュミレーションに基づくもので、実際はその1パーセントにも満たない可能性が指摘されている。
- IAEAのレベル7という評価は、見直しが必要ではないか。
- 排出できるレベルのトリチウムを含むALPS処理水が排出できない。
お勧めの情報サイト
日本放射線影響学会 福島原子力発電所の事故に伴う放射線の人体影響に関する (Q&A)(1950-60年代に核実験が行われた頃には、通常の約1,000~10,000倍の放射性セシウムが10年間程すでに降下していた事実は、今回の原発事故の影響を考える上で重要な知見。)
行政や学会関連の相談窓口
放射線関連の基礎知識