平成25年度公開シンポジウム 「東アジア地域の環境汚染の現状とヒト健康への影響」
経済発展の著しい中国では化石燃料の使用量の増加により深刻な大気汚染が発生し、越境汚染に対する関心が高まっています。本シンポジウムでは、東アジア地域における環境汚染の現状とそれらがもたらすヒト健康への影響についてできるだけ多くの皆様とともに理解を深め、環境と健康の問題について活発な討論ができたらと思います。皆様の奮ってのご参加をお願いいたします。
日 時:2013年5月25日(土)10:00~17:30
場 所:慶應義塾大学 芝共立キャンパス
東京都港区芝公園1-5-30 アクセスはこちら
世話人:渡辺 徹志(京都薬科大学)、戸塚ゆ加里(国立がん研究センター研究所)
参加費:無料
※事前申し込みは不要です。当日、会場へ直接お越しください。
協 賛:慶應義塾大学薬学部
※薬剤師で希望する方には慶應義塾大学薬学部 認定薬剤師研修制度による生涯研修認定単位(3単位)を付与します。
※シンポジウムのポスターはこちら(pdf)
プログラム:
10:00~10:05 開会の辞 葛西 宏(産業医科大学/日本環境変異原学会会長)
10:05~10:10 はじめに 世話人 渡辺 徹志
10:10~10:45 大森 豊緑(環境省大気環境課)
わが国におけるPM2.5対策の現状と課題
一般講演
10:45~11:20 渡辺 徹志(京都薬科大学)
大気粉塵及び変異原性物質による汚染-黄砂現象との関係
11:20~11:55 中島 大介(国立環境研究所 環境リスク研究センター)
半揮発性物質による大気汚染及びその生物活性
11:55~13:00 昼食
黄砂現象による細菌の長距離移動
13:45~14:30 早川 和一(金沢大学医薬保健研究域薬学系)
東アジア地域における汚染物質PAH類の発生と動態
14:30~14:45 休憩
黄砂飛来がぜん息・アレルギー等の呼吸器疾患に及ぼす影響
15:30~16:15 白石 航也(国立がん研究センター研究所)
ドライバー遺伝子変異と発がん感受性に関わる遺伝子多型-アジア人肺がんの分子疫学
16:15~17:00 片野田 耕太(国立がん研究センター がん対策情報センター)
大気中微小粒子状物質への長期間曝露がヒト健康に及ぼす影響
17:00~17:10 おわりに 世話人 戸塚 ゆ加里