平成29年度公開シンポジウム「若手が拓く環境変異原研究」
今年の公開シンポジウムは、本学会で活躍する産官学の若手会員による研究発表を行います。日々の研究の現場で生まれる成果と新しい取り組みが環境変異原研究の発展をもたらし、化学物質と人との関わり、そして健康と環境を考えるきっかけを生むことを期待します。多くの皆様にご参加いただきますようお願いいたします。
日 時:2017年6月10日(土)9:50~16:00
場 所:がん研究振興財団 国際交流会館(国立がん研究センター内)
東京都中央区築地5-1-1
アクセスhttp://ganjoho.jp/public/event/map/fpcr.html
世話人:増村健一(国立医薬品食品衛生研究所)、増田修一(静岡県立大学)
参加費:無料,事前申込不要.
※当日,会場へ直接お越し下さい.
協 賛:公益社団法人 日本薬学会、静岡県立大学
プログラム:
9:50~9:55 開会の辞 宇野芳文(日本環境変異原学会会長/田辺三菱製薬株式会社)
9:55~10:00 はじめに 世話人 増村健一
講演
座長 武藤重治(田辺三菱製薬株式会社)、安井学(国立医薬品食品衛生研究所)
10:00~10:30 松田俊(富士フイルム株式会社)
DNA損傷応答の可視化と絶対定量による遺伝毒性評価
10:30~11:00 岡本誉士典(名城大学)
DNA付加体形成メカニズム研究を基盤とした乳がん治療薬タモキシフェンの非遺伝毒性化
11:00~11:30 石井雄二(国立医薬品食品衛生研究所)
化学発がん過程早期のイベントを理解する
11:30~12:00 小山直己(エーザイ株式会社 筑波安全性研究部)
大腸炎モデルを用いた大腸における変異原性非発がん物質による腫瘍発生に関する研究
12:00~13:00 昼食休憩
座長 紙谷浩之(広島大学)、増田修一
13:00~13:30 豊岡達士(独立行政法人 労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所)
化学物質によるリン酸化ヒストンH2AXの誘導とその応用可能性
13:30~14:00 笹谷めぐみ(広島大学 原爆放射線医科学研究所)
発がん高感受性マウスを用いた化学発がん、放射線発がんの機構解明
14:00~14:30 石庭寛子(国立研究開発法人 国立環境研究所)
生態学からみた化学物質汚染:森に棲むアカネズミの研究
14:30~14:50 休憩
座長 森田健(国立医薬品食品衛生研究所)、増村健一
14:50~15:20 本山茂記(中外製薬株式会社 研究本部)
医薬品開発におけるγH2AXを指標にしたDNA傷害評価の意義
15:20~15:50 本田大士(花王株式会社)
「安全性ビッグデータ×アルゴリズム」が拓く環境変異ゲノミクス研究
15:50 おわりに 世話人 増田修一