2019年度公開シンポジウム「生活環境とゲノム安定性の総合理解 〜あなたの遺伝子を護る環境変異原研究〜」
今回の公開シンポジウムは,平成から新元号となり開催する最初の公開シンポジウムとなります.がんなどのゲノムの異常・不安定性に起因する疾患は,遺伝毒性に関わる広範な知識を統合することでより理解が進むものと考えます.新進気鋭の若手研究者を含めた今回のシンポジウムが,生活環境からゲノムを護る環境変異原研究の新たな一歩になることを期待します.皆様のご参加を心よりお待ちしております.
日 時: 2019年6月8日(土) 9:50〜16:45
場 所: 国立がん研究センター 新研究棟 大会議室
東京都中央区築地 5-1-1
アクセス https://www.ncc.go.jp/jp/about/access/tsukiji.html
世話人: 杉山 圭一(国立医薬品食品衛生研究所),関本 征史(麻布大学),堀端 克良(国立医薬品食品衛生研究所)
参加費: 無料,事前申込不要.
※当日,会場へ直接お越し下さい.
協賛: 公益社団法人 日本薬学会
後援: 一般社団法人 日本毒性学会
【プログラム】
9:50〜9:55 開会の辞 本間正充(日本環境変異原学会会長/国立医薬品食品衛生研究所)
9:55〜10:00 はじめに 世話人 杉山圭一
第一部
10:00~10:50 杉山圭一(国立医薬品食品衛生研究所)
環境中から検出されるエピジェネティック変異原物質
10:50~11:40 渋谷淳(東京農工大学)
発がん物質投与早期に生じるエピジェネティック変動と発がんへの役割
11:40~13:15 昼食休憩
第二部
13:15~14:00 永田有希(東京医科歯科大学)
バイオリソースを利用したヒト疾患解析~メタボローム解析からみる生活環境・脳内環境とアルツハイマー病
14:00~14:45 松本崇宏(京都薬科大学)
テルペノイドに着目したがん予防物質の探索研究
14:45~15:00 休憩
第三部
15:00~15:50 深町勝巳(名古屋市立大学)
Rasトランスジェニックラットを用いた発がん研究
15:50~16:40 王瑞生(労働安全衛生総合研究所)
異物代謝酵素ノックアウトマウスを用いた産業化学物質のDNA損傷性解析
16:40〜16:45 おわりに 世話人 関本征史(麻布大学)
注: 講演タイトル,プログラムは変更の可能性があります.